2月25日(土)・26日(日)・27日(月)・28日(火)・3月1日(水)・2日(木)
SGのトップ級2人がやってくる。中でも茅原悠紀は14年の平和島グランプリを大外差しで制した後も15年に津周年、16年に若松周年などを制し、グランプリに乗れなかったのは昨年だけ。重心を前に置きつつ、軽くウイリーで前を持ち上げるターンは選手間で「無重力ターン」とも呼ばれるが、まさに異次元のスピード。ただ、水面環境が多彩に変化する福岡だけにさすがの茅原も1着を並べることはできず、当地での優勝は14年12月の3コースまくり差しの1回だけ。当地のSG、G1戦では14年のオールスターで菊地孝平の4着に入ったことがある。今年の茅原は正月児島のオール岡山戦で優勝、徳山の中国地区選手権でも序盤から飛ばしている(11日現在)。もう1人の主役は山口剛。10年に平和島のクラシックを制した後も各地の周年を4回勝っている。今年は前期F2の分の60日休みを消化し、徳山の中国地区選手権から再出発を図っている。
4151 下河誉史
下河誉史が地元水面で巻き返す!
福岡水面で2001年にデビューした下河誉史。少々水面が荒れても海水のレース場がもともと得意。初優勝も海水の平和島(2015年11月)だった。ところが肝心の福岡で近況1着がなかなか取れないでいる。今年1月の「新春開運特選レース」、昨年7月の「県内選手選抜・山笠特選レース」ではともに1着ゼロ。2着は5本、3着は7本もあったのだが…。ターンの乗り心地重視ということもあろうが、トップスタートが1回もなかったのが響いた。今期の平均スタートタイミングはF0ながらコンマ24にとどまっている。下河といえば片足をサソリの尻尾のように背中に跳ね上げたスコーピオンターンで有名。昨年7月12日の当地2Rでは同期の江夏満が1着、下河が2着。2人でWスコーピオンターンの編隊飛行を見せてファンを沸かせた。