9月1日(金)・2日(土)・3日(日)・4日(月)・5日(火)・6日(水)
来年の桐生G1レディースチャンピオンの出場権を賭けた戦いが、福岡の難水面を舞台に行われる。うねりに慣れている地元勢が優勝争いを演じる。中心は福岡の「元気娘」小野生奈で、芦屋で行われたG1レディースCで第31代女王に輝いた。SG戦線での活躍も目覚ましく、福岡オールスターでは女子初の3連勝をマークして準優進出。続く丸亀オーシャンCでも予選突破と絶好調モードだ。川野芽唯は当地G1クイーンズクライマックスで優勝した実績があり、竹井奈美も昨年に悲願の初優勝を飾ったメモリアル水面。藤崎小百合や渡邉優美、小池礼乃、大山千広も走り慣れた強みを生かして上位進出してくる。遠征陣は田口節子が女子初の全24場制覇に王手。巧みなレース運びで偉業達成に注目が集まる。山川美由紀は鋭いスリット攻勢で見せ場を作る。三浦永理はボート界屈指のテクニックを存分に発揮したい。近況好リズムの佐々木裕美は一発力ある攻めで浮上狙う。
4885 大山千広
今期好調の大山千広が初優勝へ突き進む
デビュー当時からボート界初の母娘レーサーとして母・大山博美とともにクローズアップされてきた大山千広。しかし、注目度の高さからプレッシャーが大きくのしかかりデビュー期にF2を経験。持ち味であるスタート勝負ができなくなったことに焦りはあったが、「F2を経験して良かった。レースをしていて楽しいことが多かったです」と話すようにレース内容の充実度が彼女を大きく成長させた。デビュー3期目の若松で母・博美を相手に水神祭を飾り、デビュー4期目の16年11月のびわこで一般戦で初優出。17年2月の芦屋混合戦では優勝戦1号艇(結果はF)を獲得するなど着実に成長を続けている。デビュー5期目の今期は7節を消化して準優進出を外したのは1節のみで、勝率6.10(8/9現在)とA1級昇格を狙える位置に付けるなどブレイク目前。近況リズムの良さなら福岡初1着はもちろん、初優勝の期待が懸かる。先輩レーサーを相手に大金星を狙う。