9月9日(土)・10日(日)・11日(月)・12日(火)
昨年のグランプリ戦士の篠崎仁志が主役の座を譲らない。純地元の福岡水面はG1を含めて9回の優勝歴を数えるドル箱水面で、12年G3新鋭リーグから13年G1周年記念まで、優出すれば優勝のケースが4連続。前々回5月のどんたく特選レースでは優勝戦1号艇を獲得しながら4着と悔しい結果に終わっているだけに、今シリーズは雪辱に燃える。 青木幸太郎は前回7月戦で悲願の福岡初Vを飾り、優勝インタビューでうれし涙を流していたのが印象的だった。谷野錬志は今年5月戦で優出しており7月津一般戦では今年初優勝とリズムアップ。スリットの攻めに迫力ある星栄爾の一発力も魅力がある。同じタイプの山崎哲司はA2級に甘んじているが近況はリズム復調ムード。 ベテラン勢は山室展弘、熊谷直樹、山本浩次のSG覇者トリオが襲い掛かる。特に江戸川を得意にしている熊谷はうねりに負けない力強さがある。当地戦での大平誉史明は予選を突破する安定感がある。
4402 乙藤智史
近況リズム&相性の良さ生かし優勝期待
今節注目の乙藤智史は若きグランプリ覇者の茅原悠紀と同じ99期生としてデビューし、13年8月の徳山G3戦で初優勝。続く9月の下関一般戦で2節連続優勝を飾り、14年1月にはA1初昇級を果たした。しかし、次の期にA2級に逆戻りすると、16年後期はF2の影響もあり勝率4.29まで下降し苦しい戦いが続いていた。それでも、前々期、前期はともに勝率5.97をマークするなど復調ムード。リズムアップで迎えた今期勝率は6.59(8/16現在)とA1級復帰ペースできている。 近況の充実度に福岡相性の良さが加われば3年ぶりの優勝に期待が懸かる。福岡ではつねに実戦足を仕上げて活躍するシーンが多く見られ、堅実なレース運びには安定感がある。意気込みを聞くと「今節は打倒!篠崎仁志です」ときっぱり。「仁志に勝てれば優勝に近づけると思う。4日間の短期決戦なのでしっかりと成績をまとめたい」と気合充実で、福岡初優勝を目指す!