9月16日(土)・17日(日)・18日(月)・19日(火)・20日(水)
今節は4日間のショートシリーズだが、参戦メンバーは超豪華。優勝争いの中心は松井繁だ。当地は昨年10月のSGダービーで優出3着、今年5月のSGオールスターで優出4着。一般戦は08年4月以来、約9年ぶりの参戦。年末のグランプリへ向けて勢いが加速するこの時期なら、本気の王者の走りが見られるはず。井口佳典は福岡初優勝に照準を当てる。当地水面は07年グランプリで優出しているが、その後は思うような結果が出ず苦手意識も。寺田祥は今年3月戦で優勝戦1号艇を獲得したが、惜しくも準優勝と悔しい結果に。今シリーズは「優勝」という形で雪辱を晴らす。近況絶好調の寺本重宣は、当地3連続優出中と好相性。1月大村G2で特別戦初Vの青木玄太も主力のひとり。地元勢は石川真二がコース取りから積極果敢に攻める。宮地秀祈は今年4回目の参戦で、5月GW、8月お盆レースで連続優出中。沖島広和も前回8月戦で優出したばかり。
4632 長尾京志郎
デビュー初Vの勢いに乗り波乱演出する
10年11月に福岡でデビューした107期生の長尾京志郎。デビュー7年目だが、これまで2度の怪我もありB2級とB1級を行ったり来たりと苦戦が続いていた。しかし、近況は3期連続でB1級キープと大敗が減り、少しずつだが地力を固めている。その努力が報われたのは今年8月の芦屋お盆レース。初日に2走2連対の好スタートを切り、予選最終日には1コースから白星ゲット。自身2度目となる準優に進出。その準優は4コースカドからコンマ01のスタートを決めてまくり一撃。郷原章平、田頭実、鳥飼眞らを撃破し、デビュー初優出。ピットでレースを観ていた数多くの選手から歓声が上がった。そして迎えた優勝戦。長尾は3号艇だったが、石川真二の前付けもあり4コースを選択。コンマ03の好スタートを放ち、攻めの姿勢を忘れない全速まくりで初優勝。これまでの苦労が報われた瞬間だった。勢いのある今だからこそ、今節の長尾からは目が離せない。