10月4日(水)・5日(木)・6日(金)・7日(土)・8日(日)・9日(月)
SG9勝の瓜生正義が主役の座を譲らない。前期2本のフライング休みを消化し、8月の児島一般戦で約3カ月ぶりの実戦。その復帰戦では開幕4連勝を飾り、最終的に10戦8勝の圧倒的な強さで優勝。福岡水面はSG、G1ともに3勝ずつと実績断トツで、ボート界トップクラスの超絶ターンで福岡13回目の優勝をつかみ取る。田頭実も福岡水面はドル箱で、今年2月のG1九州地区選で初の九州チャンプに輝いている。常人離れのスタート力を武器に白星量産態勢を築く。DRに選出されている岡村慶太も優勝候補のひとり。当地は約2年ほど優出から遠ざかっているが、9月の大村ルーキーシリーズで今年13回目の優出、3回目の優勝とリズムは充実。福岡2連続優出中の青木幸太郎も気合パンパン。遠征陣は深川真二が積極的なコース取りからファンを沸かせる。レースうまい野長瀬正孝、スリットの攻めに迫力ある稲田浩二、スピードある土屋智則も上位進出を外さない。
3257 田頭実
常人離れのスタート武器に福岡8V狙う
今シリーズはベテランの田頭実に注目したい。前々期にF2となり、前期は出走回数不足でB1級降格。しかし、常にスタート勝負を仕掛けている田頭にとっては「いつものこと」だ。田頭のすごさを改めて実感したのは2月に行われた当地G1九州地区選。事故点が高く、フライングを切ってしまえば事故率オーバーでB2級降格の危機。本人も「スタートは無理できない」と話していた。しかし、ふたを開けてみれば2走目にコンマ06、3走目にコンマ04のスタート。モーターパワーも手伝って予選をクリアし、準優5号艇を獲得。その準優は3コースに入り、コンマ05のスタートで2着取りを果たし優出成功。優勝戦でも3コースに入り、コンマ02のトップスタートからまくり一撃。初めて九州チャンプに輝いた。事故率に関係なく0台スタートを連発する姿には鳥肌が立った。ボート界屈指の「勝負師」が、スタート一撃の豪快スタイルで福岡8回目の優勝を目指す。