12月2日(土)・3日(日)・4日(月)・5日(火)・6日(水)・7日(木)
今シリーズは「福岡マスターズ決戦!」のタイトル通り、45歳以上のベテランレーサーがしのぎを削る。特に初日DRスタートの主力メンバーは、来年4月に当地で行われるプレミアムG1「第19回マスターズチャンピオン」の前哨戦とも言える。気合パンパンの地元勢が優勝争いをリードする。田頭実は今年2月の当地G1九州地区選を制し、前回10月戦も10戦6勝で優勝。前期2本目のF休みは未消化だが、休み前でも強気のスリット攻勢を緩めることはない。「博多ん大将」の藤丸光一は約6年ぶりの福岡優勝を目指しての戦い。マスターズ世代とのレースならスピード負けはなく、地元ファンの期待に応えたい。対抗格は江口晃生で、平和島SGダービーではDR3号艇でスタートするなど好調モード。積極的なコース取りで常に1着取りに徹した走りを披露する。福岡巧者の大賀広幸もしっかりと優出してくる。福田雅一は柔軟に、山田豊は果敢なレースで浮上を狙う。
3379 打越晶
波乗り巧者がうねりを味方に優勝目指す
18年前期適用勝率6.22(A1ボーダーは6.21)をマークし、7期連続A1級を決めた打越晶の勝負駆けはドラマチックだった。最終戦の住之江一般戦前は勝率6.11と厳しい位置にいたが、安定した成績で予選をクリア。準優勝戦は4コースからまくりを決めて優出に成功し、勝率を6.18まで引き上げてきた。優勝戦は1着なら6.22、2着なら6.20の計算で、A1級キープを果たすには「優勝」しかない状況。優勝戦本番は3コースからコンマ17のトップスタートを決めて、そのまま内枠勢を飲み込んでまくり一撃。今年初VはA1級を引き寄せる価値のある優勝となった。福岡は4度の優勝歴がある得意水面のひとつ。冬場は大きなうねりが発生する荒れ水面になることが多く、ボート界でも指折りの波乗り巧者の打越にとっては願ったり叶ったり。勝負駆けを成功させてリズム最高潮のいま、持ち味の粘り強い走りで福岡5回目の優勝を目指す!