8月30日(木)・31日(金)・9月1日(土)・2日(日)
今シリーズはA1級レーサーが7名とやや少ないが、その中で圧倒的な存在感を放つのが池田浩二だ。近況は6月下関G1、7月尼崎G1で優出と快調に飛ばす。当地も16年9月一般戦で初優勝を飾り、同年10月のSGダービーも優出と実績は十分だ。山口裕二も7月びわこで今年3回目の優勝と好調を維持している。ともに10月の蒲郡ダービー出場も決めており、81期生コンビが優勝争いをリードする。地元エース格の前田将太が、強力遠征勢を迎え撃つ。今節は30日のF休み明けとなるが、走り慣れた水面なら不安はない。1年ぶりの地元制覇へ力強く攻め込む。川上剛も地元水面なら気迫のレースで見せ場を作る。近況の好調度なら安河内将が面白い存在だ。7月の芦屋一般戦で今年8回目の優出と安定感が光る。立間充宏、岡田憲行もレース運びのうまさで上位に進出する。当地で好走が多い亀山高雅は「福岡には女神がいる」と話すほど大好きな水面だ。
4861 田中宏樹
福岡2回目の優出へ活発な走りを見せる
当地3月戦の「ほぼオールレディース!福岡J・アンクラス杯」でデビュー初優出を果たした田中宏樹に再度注目だ。116期のやまとチャンプ(現ボートレーサー養成所)として早くから注目されていたが、初1着はデビューから1年9カ月、226走もかかった。プロの壁を感じる日々が続いたが、水神祭を済ませたことにより気持ちが楽になった。その後の成長スピードは目を見張るものがあり、2018年後期審査期間は1着が11本、2着が12本、3着が15本と舟券に絡む回数が急激に増えた。その内の3勝、2着6本が初優出した当地3月戦だ。優勝戦は5コースから渾身(こんしん)のまくり差しも届かず2着だったが、これからの成長が楽しみになる素晴らしいレースだった。今期も6月の多摩川一般戦で節間3勝を挙げ、勝率も5点台に乗せるなど活発な走りを見せている。今シリーズも好モーターを手にすれば、福岡2回目の優出も十分可能だ。