10月8日(火)・9日(水)・10日(木)・11日(金)・12日(土)・13日(日)
田口節子は前回6月の特別ヴィーナスシリーズで優出し全24場制覇に挑戦。結果は6着だったが、優勝戦前に「いまは女子のタイトルを勝つよりも、福岡で優勝したい」と話していたのが印象的だった。近況は7月鳴門で優勝し、8月蒲郡のプレミアムG1レディースチャンピオンでは優出とリズム上々。今回こそ全24場制覇を決める。その偉業達成に待ったをかけるのは、日高逸子、竹井奈美、魚谷香織ら地元勢だ。日高は7年ぶりの当地優勝を決めた前回大会に続くオールレディース連覇を狙う。竹井と魚谷の両者は、前回特別ヴィーナスシリーズで優出。今回は11月桐生の女子チャレンジ出場へ賞金加算を目指す。ほかでは、今期適用勝率7点台の寺田千恵、前回特別ヴィーナスシリーズで準優勝の長嶋万記、さらには攻撃力ある山川美由紀、安定感抜群の中谷朋子らも有力な優勝候補に。来期A1級復帰へ快ペースの香川素子も侮れない存在だ。
4525 真子奈津実
一撃必殺のスリット攻勢で当地初優出へ
デビューからこれまで勝率を5点台に乗せたことがなく、どの開催でも伏兵的な存在。しかし、純地元の当地では評価が上がるタイプ。本来は1着が多い選手ではないが、今年6月~7月の特別ヴィーナスシリーズでは5勝。うち3勝は上位人気での本命決着だった。地元ファンからの信頼は勝率以上に厚く、「その配当なら真子を買うメリットがない」と笑いが出た。昨年11月の当地ヴィーナスシリーズでも5勝を挙げ、昨年10月の前回大会でも2勝するなど、福岡水面では1着型に変貌する。その大きな要因は、「ある冊子に”地元ではスタート行く”って書いてあったので、その通りスタートは行く気になっている」こと。まくり中心の攻撃派だけに、調子のバロメーターはスタート順位に表れる。当地最近3節は32走中、15回でトップスタートなのがその証明。今シリーズも”らしさ”全開の豪快レースで見せ場を作る。