ボートレース福岡の「東京・大阪・福岡三都市対抗戦 ニッカン・コム杯」は、24日が悪天候で中止順延となり、30日が最終日。東京支部1名、大阪支部3名、福岡支部2名での対決となった優勝戦は、1枠の利をフル活用した渡辺浩司（福岡39歳）が制した。ほぼ横並びのスリット隊形から一目散に逃走態勢を築いた渡辺に対して、2コースの上田龍星が強気の全速旋回で襲い掛かったが、渡辺がしっかりと受け止めてイン快勝。そのまま後続との差を開き、地元水面で今年初Vを飾った。2着争いは1周1マークまくり差しで上田をとらえた前沢丈史がバック並走に持ち込んだが、1周2マークで再び全速攻勢に出た上田が2着を確保。前沢は上田の引き波にハマッて失速し、さらに内から攻めてきた木下翔太と接触。その隙に浦上拓也が3着に浮上した。また、支部別対抗戦は大阪支部が初日から首位の座をキープして優勝。2位は福岡支部、3位は東京支部だった。