現行モーター、ボート、プロペラの使い納めとなったボートレース福岡の「日刊ゲンダイ杯」。9日に行われた優勝戦は、山田康二（佐賀35歳）が今年2回目の優勝を決めた。地元の白水勝也がスタート展示から動きを見せて12634/5の並びだったが、本番は濱崎直矢が抵抗して1236/45に。インからコンマ09のトップスタートを踏み込んだ山田が一目散に逃走態勢を築くと、1周1マークも完璧なターンを披露。1周バックで早くも優勝を確信させるだけのリードを広げて圧勝。上がりタイムも自身が準優勝戦でマークした1分46秒9をさらに更新する1分46秒3と現行モーターの最高時計だった。最内から池永太、渡邉英児、濱崎の3名が並走となった2番手争いは、1周1マークと同様に握って回った濱崎が2周1マークの手前で池永を抑え込んで2着確保。窮屈なターンとなった池永は2周バックで渡邉に並ばれたが、2周2マークで渡邉を振り切って3着。