数々の激闘が繰り広げられてきたサマータイムのボートレース福岡「SG第69回ボートレースメモリアル」。27日に行われた優勝戦は、馬場貴也（滋賀39歳）が児島SGオーシャンカップでの雪辱を果たした。進入は枠なりの3対3。各選手が慎重なスリットになる中、1コースの馬場と3コースの宮地はコンマ10台の快ショット。インから逃走態勢を築いた馬場に対して、宮地がまくり差しハンドルを入れたが攻め切れず。そのまま馬場が独走に持ち込む形になりかけたが、ターン出口でうねりに乗ってやや失速。その懐に切り込んできた桑原悠が艇先をねじ込んで直線コースへ。それでも半艇身ほど前に出ていた馬場が1周2マークまでに桑原を押さえ込んで意地の先マイ。桑原は外に持ち出して差しを狙ったが届かず。馬場がそのまま先頭をキープしてVゴールを決めた。また、最終マークまで続いた2着争いは、重成一人の攻めをしのぎ切った桑原に軍配が上がった。