04 19 金曜日
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選手クローズアップ

レースをつくりたい!展開待ちは合わない

普段は穏やかな性格でも水面では強気だ。益田啓司は攻めの姿勢で地元・福岡水面を中心に好成績を残している。特に予選では、センター戦を中心に得点を重ねて優出まで駒を進めることが多い。「やっぱり、レースをつくりたいです。展開待ちというのが、あまり自分には合っていないですね。攻めていきたい。その気持ちが結果にもつながっています」調整も自然に、伸びを意識したものになっている。特に重視しているのは、行き足からのつながりだ。
「レースをつくるとなると、やはり伸びを意識しますね。行き足から伸びを付けば、自分のスタイルになります」その結果、21年から22年まで(5月11日時点)の1年あまりで優勝が4回。そのうち福岡では、3回と抜群の相性を誇っている。今年22年3月の当地一般戦でも優勝をもぎ取っている。

福岡は「慣れることはないです」(笑)

福岡水面攻略への「秘訣」という問いには苦笑いする。「福岡の水面に慣れることはないです(笑)。うねりもありますし、他のレース場よりも気を使って走っています」過去には苦い経験もたくさんある。イン戦で先に1Mを回ったものの、その矢先でうねりに乗って転覆したこともある。その分、調整もマメにする必要がある。「調整が合わないと、うねりや波に負けてしまいます。もちろんエンジンのポテンシャルも関係しますが、もらったもので、できることをしないといけないです。基本はペラですが、ギアケースだけの場合もあります。エンジンのポテンシャルの限界まで引き出したい。最近は引き出せる機会も多くなってきました」 調整に対する、あくなき追究はGⅠでも結果に結びついた。22年2月の九州地区選では優出(5着)を果たした。
「伸びがつかないのは分かっていました。でも新年(新春開運特選レース)で野相弘司選手の回り足が良かったのを知っていました。ペラを合わせたら、手前は良くなりました。福岡で、たくさん走らせてもらっている経験も生きています」地元というアドバンテージをフルに生かして、自身の調子も引き上げてきた。

エンジン引き出せれば自分の成長につながる

22年後期は勝率を7.06まで引き上げた。一時はA2級に落ちていたものの、A1級に復帰して5期目となる。調整力を発揮しながら、リズムも上がってきた。「クラスは、そこまで意識しないようにしています。A1でもA2でも一緒です。1走1走、目の前のやれることをやります」特にエンジンは与えられた限り、節間はそのエンジンで上積みできると信じて対応している。
「エンジンを含めて与えられた環境を受け入れて、しっかり走ることを心がけています。もしパワーのないエンジンでも、引き出せたら自分の対応力が上がるじゃないですか。その後の自分の成長にもつながる。プロとして大きな糧になると思っています」あくまで自然体。与えられたものを冷静に受け入れて、調整の成果をレースで出し続ける。40代に入っても、伸びしろはあると信じている。