11月28日(木)・29日(金)・30日(土)・12月1日(日)
2020年前期審査期間は薄氷を踏む思いでA1級維持を決めた田中信一郎だが、10月津でF2に。福岡の次の大村G1を終えて60日のフライング休みに入る。しかし、今回は全24場制覇が懸かるとあって、攻撃の手は緩めない。偉業達成でペースアップを図る。吉田俊彦も10月若松周年の優勝戦で前期2本目のF。さらに11月丸亀周年でもFと負のスパイラルに。無理はできない状況だが、当地はG1優勝歴を持つ得意水面だ。一方、近況の充実ぶりが際立つのは、地元の枝尾賢だ。9月江戸川周年で念願のG1初優勝を成し遂げ、前期勝率も自身3度目の7点台をマークするなど、まさに絶好調だ。ほかでは、是澤孝宏が当地で圧巻のパフォーマンスを見せており、約3年半ぶりの当地出場だった前回8月戦で連覇を達成。田中と吉田の主力2強がリズムひと息だけに、3連覇の可能性は十分にある。市川哲也も当地周年連覇の実績が光る。
4566 塩田北斗
ドル箱水面でさらに勢いを加速させる!
2019年後期審査期間はまさかのA2級降級となった塩田だが、2020年前期審査期間は心機一転。期初めから猛攻を仕掛け、5月芦屋から宮島、多摩川で3連続優出。宮島では今年初優勝を飾るなど本来の輝きを取り戻した。さらに10月常滑では、6コースから鮮やかなまくり差しで今年2度目の優勝。2020年前期審査期間を最高の形で締めくくった。その結果、自身初の勝率7点台(7.07)をマークし、半年でのA1級復帰を決めている。当地はつねに快走を見せる水面で、福岡3場では勝率、1着数、2連率、3連率の全てでトップの成績を残す。しかも、若松36節、芦屋24節、福岡24節と、福岡3場で出走機会が一番少ない中での成績とあって、相性の良さが窺える。当地の直近10節でも優出7回と安定感たっぷりで、昨年8月には恒例企画の「誰が勝っても福岡初優勝」シリーズで優勝した。今回もファンの期待に全力で応える。