9月11日(金)・12日(土)・13日(日)・14日(月)・15日(火)・16日(水)
当地を得意とする地元A級レーサーが勢ぞろい。お盆戦では節イチパワーでシリーズを盛り上げた今村暢孝が、今回はドリーム1号艇に選出。主役としての期待が懸かる今回も、優勝争いを引っ張る存在だ。そのお盆戦で優出した松崎祐太郎に、当地5連続優出中の平田忠則、前回1枠で優勝を逃した雪辱に燃える田頭実、その田頭を同じく当地V10が懸かる大神康司、前回優出の大庭元明ら、地元勢は強力布陣だ。遠征勢では、前回優出した北村征嗣と古結宏が、今回も巧腕を発揮して地元勢に襲い掛かる。同じ技巧派の山口裕二も、コースを問わない走りに期待ができる。ほかでは、積極果敢なレースで見せ場を作る小野達哉と森永隆も、上位進出を外さない。深川和仁は約3年半ぶりの当地出場で水面慣れは必要だが、前回戦では優出と荒れ水面を苦にしないタイプだ。A1級復帰に意欲を見せる吉永則雄と濱崎直矢は、勢いづけば一気に優勝まで突っ走る可能性あり。
3574 大神康司
地元ファンの声援を力に変えて突っ走る
福岡支部に在籍する選手にとって、福岡3場での優勝は何度でも味わいたいもの。なかでも福岡市西区グループの選手は、昔から福岡水面への思い入れが強い。歴代では、当地で優勝20回を誇る小畑建策さんをはじめ、現役では優勝12回の”博多ん大将”藤丸光一、さらに同9回の山一鉄也らがいるが、今回出場する大神康司もその1人。1つのレース場で優勝数を2桁に乗せるのは容易なことではなく、大神も9度目の優勝を決めた15年4月戦を最後に地元制覇は遠ざかっている。現在までに9度の優出があり、その間には1号艇も3度あったが、それでも優勝できていないあたりに「全国屈指の難水面」で優勝することの難しさがどれだけのものか想像できる。大神にとって10回目の当地優勝はまさに悲願と言える。近況はA1級復帰へ好ペースの走りが続いており、この勢いのまま悲願達成へ、初日からエンジン全開で突っ走る!