4月1日(木)・2日(金)・3日(土)・4日(日)・5日(月)・6日(火)
昨年に続いて、今年もヴィーナスシリーズは福岡で開幕する。地元からは4名のA1級レーサーが出場。そのなかで最も注目を集めるのは、2月芦屋のG2レディースオールスターを制した小野生奈だ。当地女子戦は2回の優勝歴があり、どちらも1着を並べての圧勝劇を披露。今回も他を圧倒する走りに期待する。2年連続でクイーンズクライマックス優出の大山千広、旋回スピードは女子トップクラスの川野芽唯、豪快なターンで見せ場を作る竹井奈美らも優勝候補に挙がる。今年のクイーンズクライマックスは当地開催とあって、地元勢はいつも以上に気合が入っている。遠征勢では、レディースオールスター準Vの遠藤エミが脅威の存在。一昨年の当地ヴィーナスシリーズで優勝実績があり、うねりも苦にしない。ほかでは、寺田千恵、海野ゆかりら歴戦の猛者たちも上位の一角だ。
3188 日高逸子
グレートマザーが復活の狼煙を上げる!
女子最強のB2級レーサーが、地元水面で存在感を示す。昨年9月の当地オールレディースでのフライングを含めて、2021年前期審査期間はデビュー36年目にして初めて期間F3に。その当地オールレディースを最後に150日のフライング休みに入り、年が替わった2月鳴門で実戦に復帰。しかし復帰するだけで終わらないのが日高だ。さすがにスタート勝負を仕掛けるレースは減ったが、持ち味の追い上げの利く走りで6枠ながら準優勝戦に進出。準優勝戦も大外から2着に食い込み、長欠明け初戦で即優出の離れ業をやってのけた。周囲の誰もが厳しい戦いを予想していたはずだが、いい意味で期待を裏切るあたりが「グレートマザー」といわれるゆえんだろう。続く平和島ヴィーナスシリーズでも連日舟券に貢献して予選突破を果たすなど、底力健在を猛アピール中だ。実績あまたの地元水面を舞台に、今度は「優勝」の2文字を目指して気迫の攻めに出る!