6月2日(木)・3日(金)・4日(土)・5日(日)・6日(月)・7日(火)
当地では3年ぶり5回目の開催となる「ほぼオール女子戦」。初回は男子勢が優勝戦を独占し、3回目は男子5名VS女子1名。4回目は男子1名VS女子5名。第2回の寺田千恵を除き、男子勢が優勝。しかし今回は、これまでとはひと味違う構成で、男子勢に地元縛りがなくなったほか、女子勢にはトップレーサーが多数参戦。昨年の当地クイーンズクライマックスを制し、当地3連覇に挑む田口節子を筆頭に、歴代年末女王の平山智加と平高奈菜の香川コンビ、女子のトップ戦線を引っ張り続けている寺田千恵ら銘柄級の存在が際立つ。2期連続でA1級維持の倉持莉々も上位のひとり。ほかでは、当地G1優勝歴を持つ川野芽唯、来期A1級返り咲きを決めている日高逸子と藤崎小百合ら地元勢にも注目だ。男子勢は、昨年G1覇者の仲間入りを果たした板橋侑我と、トップ戦線でも奮闘している宮之原輝紀の118期コンビが意地を見せるか。
4304 藤崎小百合
完全復調の勢いに乗って純地元制覇へ!
2019年前期を最後に長い間、A1級から遠ざかり、2度のB級降級も経験するなど不振を極めていたが、2022年後期審査期間は勝率6.34をマーク。7月からは7期ぶりにA1級復帰と完全復調を示している。その大きな要因となったのはスタート力の強化だろう。元々は道中のコーナー戦で勝負をするタイプで、スタート力は平均より少し上の印象だったが、2021年前期審査期間から3期連続で平均スタートはコンマ14と速い数字を残し、A1級を決めた2022年後期審査期間はコンマ12と鋭さを増している。さらに平均スタート順位も2.50付近から2.25まで上がっており、女子の中で平均スタートは2位タイ、平均スタート順位はトップ5入り。男子を含めた全体でも上位に入っている。本来の高い旋回力に加えて、全国トップクラスのスタート力も身につけた今なら、デビューからの目標でもある純地元での優勝も十分に可能だ!