10月25日(火)・26日(水)・27日(木)・28日(金)・29日(土)・30日(日)
近況も勝率7点台と好調な西山貴浩と石野貴之に、実力十分の森高一真と湯川浩司の85期コンビがそろって福岡水面に登場する。いずれもこれまでの実績は周知の通り。今回はSGダービーに出場できなかった悔しさをぶつけるシリーズとなりそうで、まずはこの4名が激突する初日ドリームに注目したい。西山、石野と同じく先日の当地周年記念を走った藤原啓史朗と古賀繁輝も再び出場。特に藤原は優勝戦こそ1号艇で2着に敗れたが、G1初優出と大健闘しており、今回も上位勢を相手に見せ場をつくりそう。今年G1優出2回とキャリアアップ中の村上遼も楽しみな存在だ。快速に仕上げて勝負する原田篤志に、A1級復帰へ快調に飛ばす秋山広一も上位の一角。2023年前期審査期間は10月末まで。前出の古賀はA1級キープが危ぶまれる状況とあって、1走1走が勝負駆けとなりそう。松田隆司はA2級維持へ向けて勝率アップに燃える。
4371 西山貴浩
3ヵ月連続出場の当地でリズムアップへ
一昨年9月の徳山ダイヤモンドカップでG1初優勝を飾り、昨年1月の江戸川周年ですぐさまG1戦2勝目をゲット。最高峰のSGグランプリにも2年連続出場中とここ数年の活躍は目覚ましいが、今年はここまでG1制覇どころか優出もできていない。この状況に「タイトルが取れていない」と危機感を持つ一方で、「去年から伸びを求めるようになって勝率を伸ばせているので、調整は間違っていないと思う」と収穫も。以前は出足や回り足を重視した調整の分、差しで勝負するレース多かったが、最近の決まり手を見るとまくりでの1着が増えていることが分かる(20年11月~21年10月は6本、21年11月以降は14本)。調整には正解が出ており、あとは自身のリズムを上げるのみ。「福岡は周年を走ったばかりで、11月のG1も走らせてもらえる。好きな水面だし、流れを変えるいい機会にしたい」。6年半ぶりの当地制覇で上昇気流に乗ってみせる!