12月19日(月)・20日(火)・21日(水)・22日(木)
近況も高勝率をマークする池永太が、当地6回目の優勝をめざす。11月当地で行われたG1ダイヤモンドカップでは準優勝戦でフライングをしてしまったが、強力な伸び足を生かして予選トップ通過と見せ場をつくったばかり。鋭いスタートは踏み込みづらい状況だが、持ち味のパワー戦で優勝争いをリードする。7月宮島で1年2カ月ぶりの優勝を決めて好リズムの白水勝也や、変わらずコース不問の走りに安定感がある里岡右貴、昨年同時期の当地G1クイーンズクライマックスで優出した渡邉優美ら実力派が集結とあって、地元勢の牙城は強固だ。遠征勢では、現A1級の大賀広幸、江本真治、村上純、森野正弘ら中国勢に期待が懸かるが、森野以外の3名は新期A2級とリズムひと息。調子の良さなら新期A1復帰を決めている秋山広一が遠征勢を引っ張る存在か。川崎智幸は新勝率5点台と精彩を欠くが、底力は周知の通り。前回11月戦で優出した米田隆弘も侮れない。
4874 池田奈津美
出足重視の調整でスタートの質が上昇!
新期初戦の前回11月戦で奮闘した地元女子レーサーが、今節も意表を突く走りを見せる。その11月戦では序盤こそ中間着が続いたが、入念なプロペラ調整で機力は徐々に上昇ムード。予選ラストには逃げとまくり差しで連勝ゴールを決めて18番目で予選を突破した。選手のみならず地元ファンも驚かせたのは準優勝戦。スタート展示から積極的なコース取りに動き、本番も1号艇の赤岩善生を相手に3コースを確保。結果は5着に終わったが「最近は出足を重視した調整なので、6枠の時は動きたい」と、これまでとはひと味違う強気な姿勢を見せた。手前の足を求めていることでスタートの質も上がってきており、最近2期の平均スタートはコンマ15、前期の平均スタート順位は2.93と数字にも表れている。ターンの部分で粗さはあるものの、安定した旋回ができるようになれば一気に伸びる可能性を秘めている。まずは地元水面での走りに注目したい。