7月2日(水)・3日(木)・4日(金)・5日(土)・6日(日)・7日(月)
昨年10月の戸田ダービーでSG初出場を果たした永田啓二は、今年3月の若松クラシックにも出場するなど本格化ムード。さらにここまで優勝4回と決定力の高さも見せつけており、これは昨年以上のペースとなっている。当地の一般戦3連続Vへ死角は見当たらない。次位グループを形成するのは、里岡右貴、松崎祐太郎、古澤光紀、岡村慶太の4名。松崎、岡村、古澤は今年2回目の優勝へ、里岡は今年初Vに向けて集中力を高める。中でも、松崎は4月下関で自身2年半ぶりの優勝を飾って意気も上昇中だ。新勝率6点台と復調の兆しを見せている乙藤智史に、初めて6点勝率に到達した下河雅史と加倉侑征が勢いのまま上位勢に立ち向かう。半年でのA2級復帰に成功した稗田聖也や、A級常連と安定感がある小林文彦、三川昂暁、田中京介の3名も上位争いに食い込んでくる。ほかでは、A2級初昇級を果たした大賀龍之介と山口広樹の成長ぶりに注目したい。
5160 藤森陸斗
デビュー水面で自身2回目の頂点を狙う
才能の開花は目前だ。127期の養成所勝率2位という好成績を残し、デビュー前の練習段階から周囲の評価が高かった。それでも2020年11月のデビューから1年間は未勝利とプロの高い壁を味わった。しかし、3期目に初勝利を含めて4勝を挙げると、5期目には2桁勝利となる11勝をマーク。そこからはグングンと成長スピードを加速させると、昨年12月の蒲郡で待望の瞬間が訪れた。初日に4コースまくり差しで白星発進を決めて勢いに乗ると、予選6走を2勝、2着2本、3着1本の好成績にまとめてトップ通過に成功。自身初の準優1号艇を生かして優出を果たした。優勝戦も1コースから気合のトップスタートを踏み込んで逃げ切り、通算5回目の優出でデビュー初優勝を飾った。期が替わった5月以降も芦屋GW戦で優勝こそ逃したが1号艇を射止める活躍を見せており、この勢いならデビューした地で2回目の頂点に立つ可能性は十分にあり得る。