1月3日(土)・4日(日)・5日(月)・6日(火)・7日(水)・8日(木)
毎年恒例のオール福岡支部による正月決戦。今年は16名ものA1級レーサーが参戦予定で、いつも以上に激戦が予想される。その中で優勝の最有力候補として注目を集めるのが、選手会長にして現在もSG戦線で大きな存在感を示している瓜生正義だ。2024年の当地特選レースで優勝を独占した篠崎元志と篠崎仁志の兄弟レーサーに、福岡支部トップの8点勝率をマークした松田大志郎、実績十分の松村敏、渡辺浩司、古澤光紀、小池公生、岡村慶太、さらにA1級初昇級を果たして意気上昇中の富永修一と植田太一が優勝争いを盛り上げる。正月戦で優勝実績がある渡邉優美をはじめ、川野芽唯、深川麻奈美、竹井奈美の実力者たちに、A1級初昇級の米丸乃絵、今後の完全復活が楽しみな大山千広と女子勢も豪華な顔ぶれ。ほかでは、今期既に勝率6点台上位と好調なスタートを切っている篠原飛翔、各地で好走を見せている中川りなと戸敷晃美の女子コンビにも注目したい。
4148 枝尾賢
大病を乗り越えて再びトップレーサーへ
2026年は”完全復活”の年にする。2024年4月の大村で通算10回目のG1優出を果たし、同年10月には自身2度目となる戸田SGダービーへの出場を決めるなど充実期に突入していたが、ダービー直前の浜名湖G1を走っている時に突然病魔に襲われた。診断は脳梗塞。選手生命はもちろん、日常生活への影響も心配されたが、半年以上にわたる懸命なリハビリの末、2025年4月に若松で復帰。復帰前と比べると「まだ6~7割くらい」と本調子には遠いながらも、復帰戦で即優出という離れ業をやってのけたのは”さすが”のひと言。その後も5月徳山、6月若松でベスト6入りを果たし、10月には愛する純地元水面・福岡に帰ってきた。そのシリーズはA1級レーサーに挑戦する企画レースだったが、そこでも優出を果たすなど互角の勝負を披露したばかり。「いまはレースできることがうれしい」。支えてくれた家族やファンへの感謝の気持ちを”優勝”という結果で返す!