8月29日(木)・30日(金)・31日(土)・9月1日(日)
今シリーズは予選2日間の準優制で争われる。7月大村で優勝し好調な平田忠則が中心に立つ。当地は9度の優勝実績を誇り、直近も2連続優出中と気迫あふれる走りを見せている。SG常滑オーシャンカップに出場した江夏満も、一般戦では格上の存在だ。遠征勢では、2019年後期審査期間に7点勝率をマークした前沢丈史が、7月びわこで今年3回目の優勝とさらにリズムを上げる。当地は出力低減モーターでのコースレコードを持っており、ここもスピードターンで魅せる。2018年後期審査期間のF禍から完全に立ち直った下條雄太郎は、7月若松で優出と力強い走りを披露している。当地実績が優秀な三嶌誠司と山田哲也も優勝候補の一角。三嶌は当地SG、G1で優出歴があり、通算勝率は7点超えだ。山田もSG初優出を飾った記念すべき水面で、昨年7月戦では優勝を決めている。全24場制覇へ当地とびわこを残す西島義則のレースぶりにも注目したい。
3360 原田富士男
2000勝の次は13年ぶりの地元Vへ
福岡支部きっての努力家が大記録を達成した。原田富士男は1988年に当地でボートレーサーとしてデビューし、1ヵ月後の当地6月戦でデビュー初1着を挙げた。それから31年、7月平和島で通算2000勝を達成(通算124人目)。実に8138走目での達成と努力が報われた瞬間だった。「選手としてスタートが速いわけでもないし、かといってスピードがあるわけでもない。本当に信じられないですね」と謙遜しながらも、「大きなけがをしていないし、途中帰郷もしないから出走回数は同期よりも多い」とコツコツ積み上げての記録達成を誇った。また、「ファンの皆さんと家族のおかげです」と感謝の言葉も口にした。今シリーズは大記録を引っ提げての参戦とあって、地元ファンの注目度は今まで以上に大きくなる。次なる目標はおよそ3年ぶりの当地優出、そしておよそ13年ぶりとなる当地での優勝だ。最後まで諦めない粘り強い走りでシリーズを盛り上げる。