サマータイムのボートレース福岡「日本モーターボート選手会長杯争奪戦」は、29日が最終日。最後までエース14号機のパワーを見せつけた山田祐也（徳島32歳）が、当地初優出で初優勝を飾った。スタート展示から4号艇の間嶋仁志が前付けを敢行して、142/356の3対3でスタート。4コースカドに持ち出した市橋卓士がコンマ09のトップスタートを決めたが、スリットの手前で様子を見た分、チルト0.5度の威力を発揮できず｡1コースの山田はコンマ14と5番手タイの踏み込みとなったが、ここから強力パワーの本領を発揮。1マークまでに伸び返すと、一目散に先マイ態勢。誰の攻めも寄せ付けない力強い旋回でトップに立つと、その後も悠々とひとり旅。今年の四国チャンプがしっかりと期待に応えた。2コースから差し続いた間嶋が2着を確保。市橋と柳沢一に絞られた3着争いは、2周2マークを先に回った市橋に軍配が上がった。