サマータイムのボートレース福岡「県内選手選抜・山笠特選レース」は、13日が最終日。激戦を勝ち上がってきた6名による優勝戦は、篠崎仁志（福岡34歳）が制して自身の持つ現役最多の当地優勝数を「15」に更新した。進入は誰も動きを見せず枠なりの3対3。4コースの前田将太がただひとりゼロ台の踏み込みでスリットラインを通過。そのまま内を絞りに行ったが、伸び型の選手がそろった内枠勢をまくり切るにはもうひと伸びが足りず。インから伸び返した篠崎が1周1マークを先制。誰も寄せ付けない旋回で先頭に立つと、周回ごとに後続との差を引き離してゴールイン。優勝戦1号艇で敗れた前回GW戦の雪辱を果たした。2コースから差した松尾昂明と3コースから握った今井貴士の2着争いは、1周2マーク、そして2周1マークでも決着がつかず2周2マークの攻防に突入。今井の差しを完璧に封じる絶妙な旋回を見せた松尾が2着に浮上した。