サマータイムのボートレース福岡「福岡県知事杯争奪　福岡都市圏開設33周年記念競走」は、2日が最終日。SG覇者7名が参戦した超豪華シリーズは、その中で最多のSG7冠を誇る毒島誠（群馬39歳）が制した。進入に動きはなく枠なりの5対1。2コースの田中信一郎と3コースの桐生順平がスタートで立ち遅れ、1コースの吉川元浩にとっては苦しい隊形に。そんな中でもインから伸び返したが、4コースから勢いよく飛び出してきた浜先真範がまくり強襲。その攻めに乗った毒島が5コースから代名詞のまくり差し。1周バックで浜先の内に艇先を入れたが、機力優位な浜先が1周2マークまでに毒島を押さえ込んで先マイ態勢へ。しかし、毒島が外に切り替えた内から田中が突っ込むような形で浜先と接触。ガラリと空いた2マークに飛び込んできた毒島が先頭に立つと、同じく2番手に浮上してきた吉川を2周1マークで振り切って自身70回目の優勝を決めた。