サマータイムのボートレース福岡「西日本スポーツ杯争奪戦」は、21日が最終日。白いカポックで登場した郷原章平（福岡41歳）が、今節のベスト6による頂上決戦を制した。コース争いに動きは見られず枠なりの3対3。インからコンマ09のトップスタートを決めた郷原が一目散に逃走態勢を築いて先マイ。1周1マークの旋回後は2コースから鋭く差し込んだ赤坂俊輔、3コースから握って仕掛けた山ノ内雅人の両者が郷原に届きかけたが、直線に入ってからグイグイと伸びた郷原が1周2マーク手前で赤坂と山ノ内を振り切って2マークを先取り。そのまま後続との差を広げて先頭でゴールラインを駆け抜けた。通算では28回目、当地では節目となる10回目の優勝でシリーズを締めくくった。赤坂と山ノ内による2着争いは、2周1マークを内有利に先マイした赤坂が握ってきた山ノ内の攻めを封じて2着確保。スロー3艇が上位を形成して大本命での決着となった。