サマータイムのボートレース福岡「西部ボートレース記者クラブ杯」は26日が最終日。今節のベスト6で争われた12R優勝戦は、若林義人（静岡25歳）がエース48号機のパワーを見せつけて制した。進入に動きはなく枠なりの4対2。鋭いスリット合戦から飛び出したのは、コンマ02の踏み込みを見せた安達裕樹。全速でスリットラインを通過すると、そのまま1マークまで伸ばしてまくり態勢へ。しかし、インからグイッと伸び返した若林が意地の先マイ。両者が競り合ったため1マークには絶好の差し場ができ、これを見逃さなかった萩原秀人が6コースまくり差しで突き抜けてきた。それでも旋回後に強力パワーを見せつけた若林が1周バックで萩原をとらえると、1周2マークでは渾身の全速ターンが決まって逆転勝利。自身2度目の優勝とともに通算100勝も達成した。3着には1周2マークで久富政弘と安達と振り切った森永隆が浮上した。