現行モーター、ボート、プロペラの使い納めとなったボートレース福岡の「創刊76周年記念・スポーツニッポン杯」。その優勝戦が19日に行われ、シリーズリーダーの藤原啓史朗（岡山34歳）の優勝で幕を閉じた。進入に動きはなく枠なりの3対3。ほぼ横一線のスリット隊形からいち早く抜け出したのは藤原。スリット後は強力な伸び足を武器に半艇身ほど出て行って先マイに持ち込み、ターンに関しても他艇を寄せ付けない完璧な旋回を披露し、前走の大村に続く2節連続Vを飾った。2番手争いは渡邉優美と奈須啓太がバックで並走し、その2艇身後ろから湯川浩司が追走する形に。1周2マークは内に切り返してきた湯川に対して、渡邉が全速ターンを繰り出して大きくリードし2着を確保。奈須は湯川を回してからの差しになって3番手まで。その後は2周1マークも2マークも再び4番手の湯川が内に切り込んできたが、奈須が冷静にさばいて3着を守り切った。