サマータイムで行われてきたボートレース福岡の「日本モーターボート選手会長杯争奪戦」は、13日が最終日。ドリーム1号艇に指名された期待を力に変えてシリーズを引っ張ってきた渡辺浩司（福岡41歳）が、最後もインから圧勝劇を披露。7度目の当地制覇を飾った。進入に動きはなく、枠なりの3対3でスリット争いへ。トップスタートを決めたのは、ただひとりゼロ台に突入した3コースの島川光男。ただ、インの渡辺もコンマ10の鋭い踏み込みを見せて素早く逃走態勢を築くと、島川の強襲をしっかりと受け止めて快勝した。2着争いは大混戦となり、1周バックでは最内に柏野幸二、真ん中に浜先真範、外に島川と3艇が並走。その1艇身後ろで松本博昭が追走する形で2マークの攻防へ。ここで2着争いは内有利に先取りした柏野と好旋回を見せた松本に絞られた。その後も2周2マークまで激戦が続いたが、その2マークで松本を引き離した柏野が2着を確保した。