期またぎで開催されたボートレース福岡の「日本トーター杯」。1号艇トリオが優出を逃す結果となった準優勝戦で勝ち名乗りを上げてポールポジションをつかみ取った木村仁紀（滋賀33歳）が、流れの良さを生かして当地初Vを飾った。スタート展示から木村にとっては同支部の先輩・谷川祐一が前付けに動き、12346/5の並びに。本番はさらに谷川が内に入り、1236/45でスタート。5コースカドからコンマ13のトップスタートを決めた青木幸太郎が、1マークまでにグイッと伸ばしてまくり態勢へ。しかし、木村も1コースからコンマ17の負けない踏み込みで伸び返し、青木のまくりにうまく合わせて先マイ。バックでは節イチパワーの野長瀬正孝が迫ってきたが、2マークまでに締め切って首位の座をキープした。2着で野長瀬が追走。青木と新井英孝による3着争いは、2周2マークで振り込み気味だった青木に対して、外を握って回った新井が制した。