2024年最後の周年記念として開催されてきたボートレース福岡のG1「福岡チャンピオンカップ開設71周年記念競走」。激戦の予選4日間、そして準優勝戦を勝ち上がってきた6名による12R優勝戦は、瓜生正義(福岡48歳)が制した。スタート展示も本番も枠なりの3対3でスタート。1～5コースまでがコンマ10台の好スタートを決めるなか、インからコンマ13の快ショットを決めた瓜生がターンマークを外さない完璧なターンで1マークを先制。1周バックでは果敢に握った渡辺浩司とブイ際を差し込んできた大上卓人が瓜生の1艇身後ろまで迫ったが、この両者が2マークで競り合う間にしっかりと回った瓜生が後続との差を広げた。当地周年制覇は54周年以来、17大会ぶり。福岡のG1通算V4は山崎智也に並ぶ歴代トップタイ。また、大上と渡辺浩による2着争いは、2周1マークを先取りした渡辺浩に対して、冷静に差し交わした大上に軍配が上がった。