サマータイムのボートレース福岡「ルーキーシリーズ第5戦　スカパー！・JLC杯」は、22日が最終日。準優勝戦を含めて10戦8勝のオール2連対で優勝戦1号艇を射止めた豊田健士郎（三重27歳）が、最後もイン速攻で今年V3を決めた。進入に動きはなく枠なりの4対2。1～4コースの選手がゼロ台前半のスタートとなったスリット合戦から一目散に逃走態勢を築いた豊田が1マークを先制。スピードを重視した旋回の分、ややターンマークを漏らしたが、ターン出口でググッと出ていく強力足を披露すると、大澤風葵と大賀龍之介を1周バックまでに突き放して完勝した。2周1マークで大賀と安河内健を競り落とした大澤が2着を確保。3着は大賀がリードしていたが、最終マークで内に切り返した安河内が大逆転で3着に浮上した。また、最終日は1号艇が全勝。記録が残っている限り当地では初めての出来事だった（96年以降）。