サマータイムのボートレース福岡「公営レーシングプレス杯」は、19日が最終日。トップ級の舟足を武器に優勝戦線をリードしてきた石丸海渡（香川29歳）が、最後も1枠の利を生かして今年初Vを飾った。スタート展示は枠なりの3対3だったが、本番は5号艇の森悠稀がピット離れで遅れて123/465の並びに。スリットは1コースの石丸だけがゼロ台突入の鋭い踏み込みを見せると、そのまま一目散に逃走態勢へ。2コースの吉田拡郎は思い切ってまくり勝負を仕掛けたが、初動で舟が向かずに流れるとターン出口で振り込んで失速。そこに5コースから展開を突いてきた沢田昭宏が接触する形となり、吉田は妨害失格、沢田は選手責任外の転覆失格に。1周1マークはアクシデントとなったが、しっかりと先マイを果たした石丸が先頭に立ち、当地一般戦の3連続Vを決めた。1周1マークで2番手に浮上した重木輝彦が、1周2マークで和田兼輔を振り切り2着を確保。