サマータイムのボートレース福岡「世界水泳2023福岡大会開催記念・第1戦」は、23日が最終日。注目の優勝戦は、白いカポックで登場した渡辺浩司（福岡39歳）が激戦を制した。進入に動きは見られず枠なりの3対3。大外の渡邉優美がコンマ07のトップスタートを決めたが、スロー勢も1艇身前後の好スタート。スリット後は2コースの仲谷颯仁が半艇身ほど伸びたが、インの渡辺浩が何とか先マイ。ただ、機力で勝る仲谷の差しが入って1周バックは並走状態に。その内から伸ばしてきた野長瀬正孝が加わって1周2マークの攻防へ。仲谷は外の渡辺浩を気にしつつも内の野長瀬を締めにいく判断をしたが内に絞った分、やや窮屈なターンに。その両者をまくり差すような形で切り込んできた渡辺浩が先頭に浮上。今年2回目の優勝を飾った。仲谷は惜しくも準優勝。最終マークまでもつれた野長瀬正孝と竹井奈美による3着争いは竹井奈に軍配が上がった。