ボートレース福岡の「第17回BOATBoy・ペラ坊ショップ杯」は、27日が最終日。注目の12R優勝戦は大波乱の決着となった。進入に動きはなく枠なりの3対3。インからコンマ03のトップスタートを決めた吉川貴仁が一目散に逃走態勢に持ち込んだが、4コースカドからフルダッシュの踏み込みを見せた池永太がグイッとひと伸び。その池永の攻めをけん制するように握って回った吉川はターンが流れ、池永も1マークは舟が向かずオーバーターンに。混戦の1マークを抜け出してきたのは赤いカポックの中村晃朋(香川31歳)だった。池永の攻めを受け止めながら1マーク手前でまくり差しに切り替える好ハンドルで突き抜けると、1周2マークを回った時点で大きなリードを確保。当地7回目の優出で初優勝を飾った。また、塩田北斗と古賀繁輝による2着争いは2周2マークまでもつれ、その2マークを先取りした塩田に軍配が上がり、古賀が3着に入線した。