ボートレース福岡「西部発刊25周年記念スポーツ報知杯争奪戦」の優勝戦が14日に行われ、シリーズをリードしてきた上野真之介（佐賀35歳）が最後も圧倒的な人気に応えた。スタート展示も本番もコース取りに動きはなく枠なりの3対3。インからコンマ03のトップスタートを決めた1コースの上野が一目散に逃走態勢を築くと、1周1マークも他艇を寄せ付けない完璧な速攻劇を披露。そのまま残る5回のターンマークもしっかりと旋回して先頭でゴールラインを通過し、今年は3回目、当地では2回目の優勝を飾った。的確な攻めで1周バックで2番手に浮上してきた佐々木康幸と三川昂暁による争いは、佐々木が1周2マークを先取り。三川は内を突いてきた片橋幸貴を回しての差しとなったが、2周ホームで佐々木に追い付いて今度は先マイ。しかし、外から余裕を持って切り込んできた佐々木が再び2番手を奪い返して決着。2連単、3連単ともに1番人気だった。