ボートレース福岡の「アビスパ福岡杯」は、22日が最終日。1Rから安定板が装着され、3Rからは周回展示1周、本番レース2周になるなど悪天候の中での開催となったが、優勝戦は安定板を装着しながらも通常通り3周レースに。進入に動きはなく枠なりの3対3。スリット隊形に大きなバラつきはなく、イン有利な柏野幸二が先マイ。5コースの大峯豊（山口40歳）が鮮やかなまくり差しで迫りかけたが、しっかりと先に回った柏野が1周バックで先頭に立ち、1艇身後ろに大峯が続く形で1周2マークの攻防へ。1マーク同様に柏野が先マイ態勢を築いたが、ターンの初動で舟が暴れてしまうと、その隙を見逃さなかった大峯が渾身の差しハンドルで並走に持ち込んだ。そのまま2周1マークを先取りした大峯が逆転劇で当地初Vを達成。柏野は優勝を逃す悔しいレースに。また、3着は1周1マークを回った時点で3番手だった妹尾忠幸が最後まで着順を守り切った。