5日間シリーズで行われてきたサマータイムのボートレース福岡「ニッカン・コム杯」。今節のベスト6が激突した優勝戦は、守田俊介（滋賀48歳）が完璧なレース内容で制した。進入はスタート展示も本番も枠なりの5対1。インからコンマ12の好スタートを踏み込んだ守田が一目散に逃走態勢を築くと、1マークは誰の攻めも寄せ付けない好旋回を披露して独走へ。3カ月連続となる今年3回目、そして当地では6回目、通算では121回目の優勝を決めた。し烈を極めた2、3着争いは、1周バックの時点で田頭、山口、石渡、西山の4名が接戦状態のまま1周2マークへ。握って回った西山と最内からクルッと回った田頭が2番手争いからわずかに抜け出したが、両者が2周1マークでもつれる間に4番手から石渡が急接近。ここで西山の引き波に入ってしまった田頭は一歩後退。西山と石渡による2着争いは、3周1マークで先手を取った西山に軍配が上がった。