サマータイムのボートレース福岡「西日本スポーツ杯」は、9日が最終日。今節のベスト6による頂上決戦は、自身初の優勝戦1号艇を生かした抹香雄三（広島38歳）が制し、うれしいデビュー初優勝を飾った。進入は枠番どおりの並びだったが、5号艇の富山弘幸がスローに向けて12345/6の5対1。スリット隊形はゼロ台の鋭い踏み込みを見せた堀本和也、富山、馬場剛の3名がやや優位な位置で1周1マークの攻防へ。インの抹香が何とか先マイに持ち込んだが、ハンドルの入りが少し甘くオーバーターンに。その懐を堀本がズバッと差し込むかに見えたがターンの立ち上がりで波に引っかかって失速。果敢に握って回った三苫の攻めもわずかに届かず。1周バックでは抹香が先頭に立ち、その半艇身後ろを三苫が追走する形で2マークに突入。三苫は再び強攻策に出たが、抹香がしっかりと受け止めて首位の座をキープ。3着には大外から展開をとらえた馬場が入線した。